
使い捨てを含めた
ソフトコンタクトレンズの場合、
<コンタクトを目に入れることで、
自然に乱視が矯正できてしまう>
というのはできません。
それが可能なのはハードレンズの話で、
ソフト系の場合は
<近視や遠視の度数にさらに乱視の度数を
わざわざプラスしないと矯正ができない>
ものなのです。
それが「乱視用レンズ」とか
「乱視矯正用レンズ」とか
「トーリックレンズ」と呼ばれるものなのです。
たいがいは通常のレンズよりも
価格的には1.5倍ぐらい上で、
しかもメーカーにあらためてオーダーしたり、
メーカーから取り寄せたりと、
ちょっと特殊な存在でもあるのです。
【スポンサーリンク】
でも、
すべてのレンズに
「乱視矯正用」があるワケではなく、
その数は限られています。
クーパービジョンのように
「乱視矯正用のワンデーはあるけれども、
乱視矯正用の2ウィークは製造していませんのよ」
というメーカーもあります。
そしてメーカーを問わず、
<本当に製造していない乱視用レンズ>
というものがあります。
それは以下の3パターン。
その1:連続装用レンズ
ジョンソンエンドジョンソンのアキュビュー、
ボシュロムのメダリストプレミア1週間連続装用のような
レンズをつけたまま最長で6泊7日できるとか、
チバビジョンのO2オプティクスのように
最長30日間つけたまま眠れるレンズのような、
いわゆる「連続装用」のレンズには
乱視矯正用は作られていないのです。
その2:遠近両用レンズ
老眼の度が入れてある遠近両用レンズ。
<近視+老眼>とか<遠視+老眼>という
2部門の矯正は可能なのですが、
<近視+老眼+乱視>という
3部門の矯正は不可能なのです。
その3:
カラーレンズ&
サークルレンズなどの
ファッション系のレンズ
海外では
乱視矯正用カラーが発売されていますが、
日本では「カラコンそのものの是非
という問題もありますので、
今後とも無理そうです。
やがてはこういうものが実現されていく日が
来るかとは思うのです。
まだまだ、先の話のようですが・・・
フムム。
【スポンサーリンク】
◆ ジョンソンエンドジョンソン
アキュビュー・シリーズ<乱視用レンズ>
http://acuvue.jnj.co.jp/product/acuvue%5Fastig/
◆ ボシュロム
メダリスト・シリーズ<乱視用レンズ>
http://www.bausch.co.jp/medalist/index.html
◆ クーパービジョン
ワンデーアクエアトーリック公式サイト
http://www.coopervision.jp/product/aquair/1day-toric/
◆ チバビジョン
デイリーズトーリック公式サイト
http://www.dailies.jp/#/toric/
◆ チバビジョン
エアオプティクス乱視用公式サイト
http://www.airoptix.jp/lineup/astigmatic.html
◆ メニコン
2ウィークプレミオトーリック公式サイト
http://www.menicon.co.jp/products/lense/premio_top/index.html/
◆ シード
2ウィークファインαトーリック公式サイト
http://www.seed.co.jp/products/contact/fine/2week_toric/index.html
◆ ロート
iQ(アイキュー)14トーリック公式サイト
http://www.rohto.co.jp/iq/prod/iq14_t.htm